里山自然学校こまつ滝ヶ原とは

廃校舎を生き返らせた「里まなび・山あそび」の新拠点

小松市はその面積の7割を森林が占めています。奥山を含めた里山の役割はとても大切であり、そこには、「豊かな自然と希少な生き物たち」はもちろん、「連綿と受け継がれる技術」や「九谷焼などの伝統文化」、「自然と共生する里山暮らし」が息づいています。

本校は、それらを次の世代へと継承していくための施設として、廃校(廃所)となっていた那谷小学校滝ヶ原分校と滝ヶ原保育所を再利用し、「里山自然学校こまつ滝ヶ原」として平成26年8月にオープンしました。

里山ならではの自然と文化を学び、楽しめる様々な体験プログラムやイベントを行なっているのでぜひチェックしてみてください。

 
 
 
 
 
 

 

里山の箱庭のような農村風景と隠れた石文化のまち

滝ヶ原町は良質な凝灰岩の産地として、数多くの採掘場(石切場)跡や全国的にも珍しい明治後期から造られたアーチ型石橋群が今なお残っています。
「日本遺産」にも認定されたその独自の景観と文化に触れてみませんか?

 

 

豊かな自然と希少な生き物たちのすみか

滝ヶ原町は四方を山に囲まれた谷あいの集落で、その奥には「鞍掛山」があります。子どもから大人まで楽しめる登山ルートの豊富さと、山菜やキノコなどの山の幸、そしてその姿の美しさで年間1万人ほどが訪れています。

 

 

 


鞍掛山の麓には、様々な生き物たちが生息するビオトープ、「鞍掛山トンボの楽園」があります。日本一小さいトンボ「ハッチョウトンボ」や里山の田んぼや水路を棲み家とする「ホトケドジョウ」、日本固有種の蝶「ギフチョウ」、特別天然記念物の「オオサンショウウオ」、木に卵を産みつける「モリアオガエル」など、数多くの生き物と接することができる学びの場になっています。

 

 


滝ヶ原の奥には、子どもたちの川遊びスポット「水と緑のふれあい公園」があります。小学生以上の子どもたちはもちろん、小学生未満の子どもたちも安心して遊べるよう水深が浅いところも整備されています。また2021年にトイレがリニューアルし、より使いやすくなりました。家族利用など個人利用にあたっては無料で開放されており、夏は大変賑わっています。

団体利用の場合のみ事前の申込が必要となりました。また周辺の安全管理と清掃にかかる費用として1団体あたり2,000円のご協力金を頂いております。お申し込みはこちら

 

農的な暮らしと心地よい交流の場

わずか200人、70世帯ほどの小さな集落である滝ヶ原町。スーパーもコンビニもない、都市の便利さとはかけ離れたこの町には、米や野菜を自給し、隣人と助け合い、支え合いながら生きる農村文化が残っています。そんな集落で、カフェや農泊施設を2016年から少しずつ作り上げてきたのが、TAKIGAHARA FARMです。テーマは「Cultivate to Culture(すべては耕すことから始まる)」。国内外問わず、いろいろな人たちが集う心地よい場になっています。

 

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