小松の石文化

小松の石文化

小松における石の歴史は古く、2300年前の弥生時代から「碧玉」の産出が始まっていたとされています。古墳時代に入ると、より大型の装身具(腕輪)や建築部材として加工がしやすい「緑色凝灰岩」の需要が高まり、きめが細かく良質だった滝ヶ原地区の緑色凝灰岩も全国から注目を集めるようになります。

滝ヶ原で産出される緑色凝灰岩「滝ヶ原石」は水に強く耐久性があり、美しい青白い色調が特徴です。小松城や金沢城などの石垣にも使われています。

また、鳥居や灯篭、墓石、石蔵などの用途にも使用され、近畿地方や北海道方面に広く運ばれました。

明治後期から昭和初期にかけて造られた滝ヶ原石のアーチ型石橋(市指定文化財)は、町の石工が京都でその技術を学んできたことから滝ヶ原町へと伝わったものです。
 かつては11基あった石橋も今は5基が現存しており、一つの地域でこれほどたくさんのアーチ型石橋がかけられたのは、滝ヶ原町だけです。

この貴重なアーチ型石橋群は日本遺産『「珠玉と歩む物語」小松〜時の流れの中で磨き上げた石の文化〜』の重要な構成文化財にもなっています。
(特設サイトはこちら

▼小松の石文化紹介動画

石の里ガイドコース

滝ヶ原地区に現存する5つのアーチ型石橋や石切場は日本遺産(Japan Heritage)の重要な構成文化財となっています。ぜひ実際に見て触れてみませんか?

石切場と石橋見学60分コース
明治後期から作られたアーチ型石橋群と現在も稼働する石切場を特別に見学できるコースです。
【所要時間】60分  【ガイド料/人】500円
詳細・お申込はこちらから

石橋見学30分コース

明治後期から作られたアーチ型石橋群と西山石切場をガイド付きで巡るショートコースです。
【所要時間】30分  【ガイド料/人】300円
詳細・お申込はこちらから

石橋・石切り場見学と石工体験1日ツアー

アーチ型石橋群と現在も稼働する石切場を特別に見学し、滝ヶ原石を使った石工体験を行う1日ツアーです。(昼食付き)
【所要時間】6時間  【ツアー代金/人】10,000円(2名より開催)

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